現代猫事情
●福岡の殺処分の現状
犬と猫の殺処分数を比べると猫の殺処分は犬のおよそ3倍です。
さらに子猫は成猫のおよそ5倍。
「ノラねこが子供を産んだ」「増えすぎて育てられない」といって動物管理センターに持ちこまれることが大半だそうです。
(DogMonth調べ)
●猫に関する苦情
殺処分の対象となる猫たちは苦情の対象となっていることも忘れてはいけません。
次のようなことで困っている人も大勢いるのです。
- 花壇を荒らされて困る
- ゴミを荒らされて困る
- ウンチやおしっこを庭でされて困る
- 敷地内で子猫が生まれて困る
- エサをやると周囲が不潔になって困る
- 鳴き声がうるさくて困る
●飼い主ができること
猫が苦情の対象や殺処分の対象にならないようにするために飼い主ができることがあります。
避妊・去勢
望まれない子猫を増やさないだけでなく、子宮や卵巣などの病気も防ぐことができます
。
完全室内飼
近隣への迷惑行為を防ぐだけでなく、ケガや病気、事故から猫を守ることができます。
首輪・名札
所有者明示は、万が一猫が外へ出てしまったときや災害が起きたときに猫を守ります。
生涯飼育
飼い主として当然の責任ですね。動物を捨てるのは犯罪、50万円以下の罰金です。
●みんなでできること
里親探し
飼い主のいない猫には新しい飼い主を探してあげましょう。
インターネットやチラシなどを上手に活用することをお勧めします。
地域ねこ活動
苦情の対処方法のひとつとして注目をあびてきています。
地域でルールを決めて飼い主のいない猫を飼育する方法です。
地域ねこについては、「地域ねこ活動をはじめる」を参照してください。
この記事は2011年DOG MONTH情報誌に寄稿したものをアレンジしたものです。
DOGMONTH情報に掲載された「現代ねこ事情」をご覧になりたい方はここをクリックしてください。
PDFファイルが開きます。
DOGMONTH情報誌に関してはDOGMONTH実行委員会までお問合せください。